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タイトルリスト (多くのフリージャーナルもリンクしています。)
オンラインジャーナルを利用する上では、出版社との利用契約などにより、以下の点に注意して下さい。
以下の点が守られない場合には、理大サイトからのオンラインジャーナルの利用が制限されたり、停止されることがあります。
残念ながら、利用可能なオンラインジャーナルのリストにリンクされている雑誌の全巻号に掲載されている論文について、フルテキストデータ(論文自体のデータ)にアクセスできるわけではありません。契約している条件などによってアクセスできる範囲が異なります。
おおまかに言うと、このリストにリンクされているものについて言えば、リンクをたどって行って、論文のフルテキストのリンクをクリックした時に論文が表示されれば理大サイトからフルテキストにアクセスできるもの、そのときユーザーネーム・/パスワードあるいはクレジットカードの番号の入力画面や支払い方法の説明などが表示されたら、フルテキストにはアクセスできないもの、と言うことができます。
しかし、この方法では、論文のところまでリンクをたどらないとフルテキストへのアクセス可否がわからず不便なので、以下の例のような表示でアクセスできる範囲が記載されています。
アクセス範囲の表示例 | 説明 |
---|---|
2004から現在まで | 2004年の最初の巻号から最新号まで。 |
2004 to present | |
2004 - present | |
2004 - 2006 | 2004年の最初の巻号から2006年の最後の巻号まで。 後ろの年が今年であれば、最新号までアクセスできることになります。 |
2004から現在まで(全文掲載猶予期間: 1 year) | 2004年の最初の巻号から、現時点から1年前に発行された巻号まで。 「現在まで(present)」の表示がありますが、その後ろに 「全文掲載猶予期間(Embargo(禁止とか制限という意味です))」の表示がある場合は、それに続いて書かれている期間を現時点(present)から遡った期間がアクセスできない期間となります。 |
2004 to present(Embargo 1 year) | |
this year - present | 今年の最初の巻号から最新号まで。 |
last year - present | 昨年の最初の巻号から最新号まで。 |
12 monthes ago - present | 12ヶ月前に発行された巻号から最新号まで。 |
5 years ago - present | 5年前の最初の巻号から最新号まで。 |
1996 - present(required password) | 1996年の最初の巻号から最新号まで。 但し、(required password)の表示が示すとおり、ユーザーIDとパスワードを知らないとアクセスできません。資料情報課雑誌係までお問い合わせ下さい。 |
1996 - present(only via the PC in 11LIB/2F) | 1996年の最初の巻号から最新号まで。 但し、(only via the PC in 11LIB/2F)の表示が示すとおり、特定のPCからしかアクセスできません。この場合アクセスできるのは、11号館の2階に設置されているPCからとなります。該当の図書館のカウンターでどのPCでアクセスできるかをお尋ね下さい。 |
収録年は出版社のサイトを参照してください | リンクされているサイトに行ってみないと、アクセス範囲がわからないものです。この場合は、各サイトに書かれている説明に従って下さい。あるいは論文をクリックしてフルテキスト表示がされるかどうかを試してみて下さい。 |
visit source for coverage |
また、特定の出版社やベンダーのサイトでは、理大サイトから利用できる巻号や論文にアクセス可能であることを示すアイコンが表示されている場合があります。以下に代表的なものをまとめましたので、参考にして下さい。
尚、著作権上の問題があり、アイコンそのものはここに表示していませんので、Sampleのリンクで実物をご覧下さい。
出版社/ベンダー名 | アイコン | サンプル |
---|---|---|
Elsevier | 緑の四角(Subscribed = 購読分) 黄色の四角(complimentary = 無料分) |
Sample |
ingentaconnect | 購読分はオレンジの四角にSを白抜きで表示 (S = Subscribed Contents の意味) フリーアクセス分は赤の四角にFを白抜きで表示 (F = Free Contents の意味) |
Sample |
Springer | 巻号リストの緑の四角■(前巻号フルテキストへのアクセス可能) 論文リストの緑の四角■(フルテキストへのアクセス可能) 半分緑で塗りつぶされた四角(フルテキストにアクセス可能な巻号あり)巻号 |
Sample |
オンライン・ジャーナルの各サイトによって、最新号やバックナンバーへのリンクに使われている表現は様々です。
以下によく使われる表現を集めていますので、参考として下さい。(Issue が最もキーとなる単語です。)
記載例 | 意味 | 解説 |
---|---|---|
・Issue | 号 | 「イシュー」あるいは「イッシュー」と発音します。 一般に「巻号 = Volume/Number」の表現が使われますが、雑誌では号を表現するのに "Issue" と言う言葉がよく使われます。この意味を知っていると、何がどうリンクされているかが、よく分かると思います。 "Issue" は、「発行、刊行物」などを意味する言葉ですが、雑誌の場合「号」あるいは「発行された1冊」の意味で使われます。ちなみに図書では「第○刷」の意味で使われることの多い言葉です。 |
・Current Issue ・Last Issue ・Latest Issue ・Most Recent Issue |
最新号 | 左の4つが代表的な表現ですが、Current Issue が最も多く使われているのではないかと思われます。 |
・Archive ・Past Issues ・All Issues ・Previous Issue |
バックナンバー | バックナンバーの巻号一覧へのリンクに用いられる表現です。尚、オンラインジャーナルでは、バックナンバーと言わずにバックファイルと表現されるのが一般的になっています。 |
・Sample Issue | Sample として無料公開されている号 | 雑誌の宣伝のため、従来は特定の号の冊子がサンプルとして提供されていました(Sample Copy と呼ばれていました)。このオンライン版が Sample Issue です。宣伝のため論文のフルテキストが、無料公開されています。 |
・TOC (Table of contents) | 目次ページ | 通常、この目次ページに以下の Abstract や Full Text のリンクが表示されます。 |
・Abstract | 抄録 | その論文が何について書かれたものかを短くまとめたものです。現在多くのオンラインジャーナルサイトでは、目次情報と抄録情報までは、フリーで公開されています。 |
・Full Text | 論文自体のデータ | TOCの論題表示が論文自体へのリンクである場合もありますが、多くは "Full Text" の表示に論文自体がリンクされています。 |
・Suscribed | 購読中 | 外国雑誌は発行される前年に購読予約(subscription)を行う必要があります。つまり subscribed=購読予約済み→購読中の意味となります。この表示のある雑誌は論文のフルテキストまで利用できますが、必ずしも表示されているとは限りません。 尚、Subscribe や Subscription というリンクがありますが、これは購読の方法や購読申込のページへのリンクですので、これらと混同しないようにして下さい。 |
・Coverage | アクセスできる範囲 | Full Text へのアクセスが保証されている範囲の意味で使用されます。 |
・Pay per view | 1論文ごとの課金(支払) | 利用契約を結んでいなくても、1論文ごとに利用料金を払うことで Full Text にアクセスする課金方式です。但し、クレジットカードによる決済が普通で、公費での支払いには対応していません。 言葉通り、Pay per view は見る分を払う、Purchase は見る分を購入するということです。 |
Free Access, Open Access など様々な表現がありますが、無償で論文のフルテキストまで公開しているオンラインジャーナルも存在します。
代表的なものとしては、日本では NII-ELS や J-Stage(いずれも一部有料のものを含みます)があり、海外では HighWire Free Journals や PubMed Central などがあります。
スポンサーが付いたり著者の投稿料のみで運営したりと色々な試みが行われていますが、多くの場合は発行後6ヶ月~12ヶ月経過した後にフリーアクセスとなり、最新号にアクセスできるものは一部にとどまっているのが現状です。
できるだけこれらの情報もリンクして行く予定です。
ちなみに、アクセス範囲の末尾に Free と表示している雑誌が、このフリーアクセスのオンラインジャーナルです。
この Free の表示があり、アクセス範囲の年代の巻号であるのに、ユーザー名やパスワードの入力画面や Pay per viewの説明画面あるいは個人ユーザーの登録画面が表示された場合には、その先に進まずに図書館資料情報課雑誌係までお知らせ下さい。
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